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2級ボイラー技士とはどんな資格?独学で合格する為の勉強方法と時間を解説

2級ボイラー技士(ボイラー2級)はその名の通りでボイラーを取り扱うことができる資格です。

ビル管理会社や工場の保全など、ボイラーに関わる仕事には必須な資格なので人気の資格です。

本記事ではそんな2級ボイラー技士の試験に独学で合格するための勉強方法と勉強時間について解説しています。

こんな方にオススメの記事です

  • 独学で2級ボイラー技士の合格を目指している
  • 効率的な勉強方法や勉強時間を知りたい
  • できれば一発で2級ボイラー技士を取得したい

僕自身も2級ボイラー技士は一発で合格することができたので、体験談も含めて解説できればと思います。では早速見ていきます。

2級ボイラー技士(ボイラー2級)とはどんな資格?

2級ボイラー技士とは伝熱面積の合計が25m2未満のボイラー取扱作業主任者となることができる資格の事です。

略してボイラー2級と呼ぶことも多いですねが、正式名称は2級ボイラー技士です。

伝熱面積の合計が25m2を超えると1級ボイラーや特級ボイラー技士の資格が必要になります。

世間一般的にはあんまり馴染みがない資格ですが、ビル管理業界では定番の資格です。

ビルメン4点セットと呼ばれるビル管理の基礎的資格にもしっかりと入っており、ビル管理(ビルメンテナンス)業を目指すなら必須の資格と言えます。

近年ではボイラーの技術的な進歩により、2級ボイラー技士の免許が無くても取り扱うことのできるボイラーが増えて来ていますが、まだまだビル管理業界では需要のある資格です。

2級ボイラー技士(ボイラー2級)の試験概要

 

受験資格

  • 受験資格:特になし

2級ボイラー技士は受験資格がないので誰でも受験することができます。

試験日程

  • 試験日程:ほぼ毎月

ほぼ毎月のように試験がおこなわれているので、日程的には受験しやすいです。

試験会場

  • 試験会場:各安全衛生技術センター(年に一度、各都道府県で出張試験あり)

2級ボイラー技士の試験会場は全国に7箇所ある安全衛生技術センターです。正直、かなりの遠方にあるので行くのが大変です。ちなみに僕が受験したのは関東安全技術センターです。千葉県の田舎の方にあり、駅からバスで20分程度かかります。中には泊りがけで試験に臨む人もいるようです。

年に1回それぞれの都道府県で出張試験をおこなっているので、近場で受験したい方は出張試験で受験することをオススメします。

受験費用

  • 受験費用:6,800円

試験形式

  • 試験形式:筆記試験

2級ボイラー技士の試験形式は、オーソドックスな5択のマークシートです。

合格率と難易度

2級ボイラー技士の合格率は50%〜60%と比較的高い水準です。

難易度もそこまで高い試験ではなく、過去問と同じ問題も頻繁に出題されるので対策もしやすいです。

詳しい合格率と難易度は下記記事をご覧くださいませ。

関連記事:2級ボイラー技士の合格率から難易度を考察してみた【簡単か否か・・】

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勉強方法

2級ボイラー技士の試験内容は4科目に別れています。

  • ボイラーの構造に関する知識:10問
  • ボイラーの取扱いに関する知識:10問
  • 燃料及び燃焼に関する知識:10問
  • 関係法令:10問

各科目40%以上正解し、合計で60%以上正解なら合格です。一つの科目で最低4問正解していれば、他の科目で挽回もできるので攻略はしやすい試験です。

過去問メインで勉強しよう

2級ボイラー技士の勉強法は基本的には過去問の暗記でOKです!

過去問を数年分やってみると分かるのですが、似たような問題が本当に多いです。しかも、一言一句同じ問題も普通に出題されたりしています。

過去問を丸暗記してしまえば、そのまま試験にも対応できちゃうんです!2級ボイラー技士の試験はとにかく過去問を解いていくのがポイントです!正直な話、全く内容を理解していなくても過去問を暗記していれば受かってしまうレベルです。

過去問だけの反復で十分に合格できてしまう試験ですが、合格の可能性をより高めたい方はテキストも一緒に購入するのがオススメです。

過去問を解きつつ、分からない問題があればテキストで理解を深めていけば完璧です。ボイラーの実物を見たことがない方はイラスト付きのテキストでイメージするのも良いですね。

しかし、テキストから勉強するのはあまりオススメしません。あくまで過去問を解きつつ、補助的にテキストを使うのがポイントです。

No.1
過去問を解いていく
No.2
分からない問題をテキストで勉強する
No.3
過去問をひたすら反復

 

この繰り返しで2級ボイラー技士は1発で合格が狙えます。

計算問題は出題されるの?

2級ボイラー技士の試験には計算問題はほとんど出題されません。出題されたとしても1、2問程度なので無視しても合格ラインには余裕で届きます。

また、出題される計算問題も算数ができれば解ける程度なので、数学が苦手な方でも問題ないかと思います。

危険物乙種 4類を先に受験すると効率が良い

2級ボイラー技士の試験範囲には、危険物乙種4類と被る部分があります。危険物乙4は引火性液体(ガソリン、灯油、軽油、エタノール、重油など)を取り扱うことのできる資格なので、2級ボイラー技士の試験範囲に含まれている重油の問題も出題されます。

その為、危険物乙種4類を先に取得しておくと2級ボイラー技士の勉強がよりスムーズにできるようになります。ビル管理(ビルメンテナンス)の仕事をされる方でしたら、両方とも必要な資格なので、最初に簡単な危険物乙4を取得してから2級ボイラー技士を受験しても良いですね。

危険物乙種4類は試験日程が多いので、受験しやすいです。(東京都では月に3回以上実施している時もあります)

関連記事:【危険物取扱者 乙種4類】独学で合格する勉強方法とポイント|文系必見

【2級ボイラー技士】オススメの過去問題集とテキスト

2級ボイラー技士は過去問の反復が大切なので過去問題集は必須です。過去問の理解を深めるためにテキストがあれば尚良しです。

ではオススメの過去問題集とテキストを見ていきます。

過去問題集

過去6回分の過去問が掲載されている【詳解 2級ボイラー技士 過去6回問題集】は特にオススメです!この過去問題集を反復するだけでもかなり合格に近づきます。

また、過去問の解説も丁寧なので分かりやすいです。



二級ボイラー技士 過去問題・解答解説集 2018年10月版

過去問の収録量だけを見るとこちらの過去問題集もオススメです!過去10回分も収録されています。

しかし、解説が割とシンプルなのでテキストは一緒に買った方が良いですね。

テキスト

2級ボイラー技士のテキストはこちらの【一発合格!これならわかる2級ボイラー技士試験テキスト&問題集】がオススメです。

イラストや図も豊富なのでボイラーを見たことがない人でもイメージしやすい内容となっています。問題集もついているので過去問に飽きた時に実力試しにチャレンジすることもできます。


ユーキャンが出している【U-CANの2級ボイラー技士 合格テキスト&問題集】もイラストや図解が多いので理解しやすい内容となっています。

Kindleでも読めるので通勤中でも手軽に見ることができるのでオススメです。

2級ボイラー技士のテキストや問題集について詳しく知りたい方は下記記事をご覧くださいませ。

2級ボイラー技士 合格までの勉強時間

2級ボイラー技士は過去問を反復するのがとにかく重要です。過去問題集を数周できる勉強時間は最低でも必要になってきます。

1ヵ月あれば過去問題集を数周して、テキストで分からない問題や苦手な問題の理解を深めることも十分に可能です。

2級ボイラー技士は比較的難易度が低い試験ですが、一夜漬けで臨んで受かる内容ではありません。

最低でも1ヵ月程度は勉強時間を確保することをオススメします。あくまで最低ラインです。

試験会場も遠いですし、なるべく一発で合格するためにも余裕がある人は早めに過去問題集に取り掛かりましょう!

僕が合格した時の勉強時間

僕が2級ボイラー技士に一発合格できた時の勉強時間は以下の通りです。

  • 勉強期間:1ヵ月半
  • 勉強時間:1日平均1時間程度(最後の3日間は2時間)

余裕を持って1ヵ月半くらい前から勉強をスタートしました。勉強時間はそこまで多くなくて1日平均1時間程度でした。なるべく毎日勉強するように心掛けていましたね。

勉強方法は過去問をひとすら反復です。ハッキリ言ってこれしかしていません。テキストも購入したのですが、ほとんど見る機会がなかったですね。

結果的に過去問の反復で余裕を持って合格することができました。

ボイラー実技講習を受けないと免許が貰えない

2級ボイラー技士の勉強方法とは少し離れてしまいますが、実技講習について少し解説したいと思います。

2級ボイラー技士は試験合格だけでは免許を貰うことができません。3日間のボイラー実技講習を受けないといけないんです。(ボイラーの取り扱い経験がある方は実技講習を受けなくても良い場合があります)

  • 試験合格+3日間のボイラー実技講習

この2つが揃うと免許を貰うことができます。

講習は学科2日・実習1日、計3日間と意外とたっぷりあります。実習では実際にボイラーに触れることもできるので結構面白いですよ。

関連記事:ボイラー実技講習の内容とは【服装や持ち物は指定あるの?】

筆記試験とボイラー実技講習はどちらが先でも良い

筆記試験とボイラー実技講習はどちらを先でも構いません。

先に試験合格してゆっくりと実技講習を受けても良いですし、実技講習を受けてから試験に臨んでもOKです!

特に理由がない方はボイラー実技講習→筆記試験の流れがオススメです。

実際にボイラーの実物に触れてから試験勉強した方がイメージが膨らみやすいですからね。

関連記事:ボイラー実技講習を受けてからボイラー2級の試験に臨むべき3つの理由

最後に

本記事では、2級ボイラー技士の試験に独学で合格するための勉強方法と勉強時間について解説してきました。

まとめるとこんな感じです。

  • 2級ボイラー技士の勉強は基本的に過去問の丸暗記でいける!
  • 過去問と全く同じ問題も頻繁に出題される
  • 過去問題集を反復して、分からない問題をテキストで勉強すると尚良し
  • ボイラー実技講習は試験前に受けた方が良い

2級ボイラー技士は難易度がそこまで高くないですし、過去問の丸暗記が通用する試験なので取得しやすい資格です。

しかし、一夜漬けや3日程度などの超短期間だと確実に合格することは難しいです。確実に1発合格を目指すなら最低でも1ヵ月程度の勉強期間は作ることをオススメします。

ビル管理業界では資格手当も貰えますし、2級ボイラー技士は取得する価値がある資格です。

1級ボイラー技士にも挑戦してみよう

2級ボイラー技士の上位資格に1級ボイラー技士があります。

難易度的にそこまで変わらないので、2級を取得したらそのままの流れで、1級ボイラー技士にも挑戦してみることをオススメします。

興味がある方は下記記事をご覧ください。

 

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