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【独特】ビル管理(設備管理)の世界では資格が重要視される3つの理由

ビル設備管理(ビルメンテナンス)の世界では資格がとても重要視されます。資格で飯を食っていると言っても過言ではありません。

僕自身も全く資格を持っていない状態でビル管理の仕事に就きましたが、色々と資格を取得してきました。

本記事では、ビル管理の世界では資格が重要視される理由について解説しています。

こんな方にオススメの記事です

  • ビル管理の仕事に興味がある
  • これからビルメンになろうとしている
  • ビル管理に関係する資格を取得したいと考えている

それでは、早速見ていきましょう!

ビル管理(設備管理)の世界では資格が重要視される3つの理由

ビル管理の世界で資格が重要視される理由は以下の3つです。

  1. 設備の取り扱いに資格は必要不可欠
  2. 他社と差別化する為に有資格者を確保したい
  3. 資格取得でしか人事評価ができない

それぞれ、具体的に見ていきます。

設備の取り扱いに資格は必要不可欠

ビル管理の仕事は多岐に渡りますが、メイン業務は建物の設備の点検や保守です。建物内には電気、熱源、空調、消防などたくさんの設備があります。

ビル管理の仕事内容について詳しく知りたい方はこちら:ビル管理(設備管理)の仕事内容を【画像付き】で解説します

取り扱う設備によっては有資格を選任しないといけませんし、有資格者しか作業できない場合があります。

例えば、

  • 面積3000m2以上(学校は8000m2以上)の特定建築物には建築物環境衛生管理技術者(ビル管)を選任しなければならない
  • 伝熱面積25m²未満のボイラーの作業主任者になるには2級ボイラー技士以上の資格が必要
  • 冷凍に関わる高圧ガスを製造する施設(1日の冷凍能力が100t未満)には第三種冷凍機械責任者以上の資格が必要

こんな感じで、設備や建物によって有資格者が必要になるので、ビル管理の仕事には資格は必要不可欠です。

最近は取り扱いに資格がいらないことも増えている!?

最近では、ボイラーや冷凍機の技術的な進歩などで、取り扱いに資格がいらない設備も増えて来ています。特に規模の小さいビルだと資格がいらない傾向が強いです。

しかし、大型の建物や超高層ビルなどはまだまだ資格が必要なボイラーや冷凍機は存在します。

取り扱いに資格がいらない設備であっても知識は必要になるので、資格を取得して知識を向上させていくことが求められます。

他社と差別化する為に有資格者を確保したい

ビル管理(ビルメンテナンス)会社は有資格者をできるだけ確保したいと考えています。

有資格者が多いということは、それだけ技術力があることをアピールすることができるので、新規物件を獲得する時に有利になります。

  A社 B社
第2種電気工事士 300人 100人
2級ボイラー技士 500人 200人
第3種電気主任技術者 100人 30人
ビル管理士 200人 80人

上記の表はあくまで例ですが、A社とB社どちらが技術力があるように見えるでしょうか?当然有資格者が多いA社ですよね。

こんな感じで、有資格者が多いということは他社と差別化できるので、ビル管理会社としては資格をたくさん持っている人や難関資格を取得している人が欲しい訳です。

資格取得者が減るのはビル管理会社には致命的!?

ビルオーナーとの間に締結するビル管理の委託契約書には【有資格者を何名以上配置する】といった内容がある記載されているケースがあります。

例えば、第二種電気工事士の有資格者を定員の7名以上配置するといった契約があれば守らないといけません。

資格者の数が少ないと契約を守れない可能性がでてきます。その為、ビル管理会社はできるだけ多くの有資格を確保しておきたいと考える訳です。

資格取得でしか人事評価ができない

ビル管理会社では、資格は評価の対象になります。と言うか資格でしか評価できないんです。

営業マンや販売員ですと、営業成績や売り上げ目標など目に見えた数値がでるので、評価もしやすいですよね?

しかし、ビル管理の仕事は点検や保守がメインなので客観的に評価しにくいという特徴があります。

その為、資格の数で評価されるケースが多いです。当然資格をたくさん取得したり、難関資格に合格すると評価はあがります。

反対にいくら実務を着実におこなっても資格を取得しないと中々評価は上がりません。

僕が以前にいた現場に、知識も豊富で技術力もあるけど資格を一つも持っていない人がいました。現場の中では頼りにされ信頼されていましたが、本社の人事部からは資格が無いので全く評価されていませんでした。

こんな感じで、ビル管理会社では資格は評価の対象になるので、とても重要です。

昇進や昇給にも資格は必要

  • 主任以上:ビルメン4点セット
  • 責任者:ビルメン4点セット+ビル管+電験3種

上記はあくまで例ですが、ビル管理会社では資格を昇進や昇給の基準にしています。昇給して給料を上げていくには資格取得は必須と言えます。

資格が重要視されるので取得するメリットは大きい

上記では、資格が重要視される理由について解説してきました。

続いて、資格を取得するメリットや恩恵もあるのでご紹介します。

給料が上がる

先ほども少し触れましたが、ビル管理会社では昇進や昇給の条件に資格が使われます。

資格は確実に取得していけば、役職もついていき給料が上がっていきます。

また、多くのビル管理会社では資格手当を支給しています。会社によって金額は様々ですが、難関資格になると毎月1万円以上の資格手当が支給されることもあります。

関連記事:ビル管理業界の資格手当を公開します【相場はどのくらい?】

転職にも有利になる

ビル管理の世界で資格が重要視されるのは、転職においても同じです。

ビル管理会社として有資格者はできるだけ確保したいので、資格をたくさん持っていると転職活動において有利になります。反対に実務経験は長いのに、資格を全く持っていないとマイナスの評価を受ける可能性もあります。

僕も未経験で中堅のビル管理会社に入り、資格を取得して大手の系列系ビル管理会社に転職しました。

こんな感じで、資格を持っていると転職においても恩恵を受けることができます。

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どんな資格が必要なの?

資格が重要なのは分かったけど、どんな資格が必要なの?

ビル管理(ビルメンテナンス)は設備の点検や保守に関する技術系の資格が必要です。

本ブログでは、ビル管理に必要な資格について色々とまとめていますので、是非下記記事をご覧ください。

ビル管理の資格全般についての記事

初歩的資格の記事

上位資格の記事

最後に

本記事では、ビル管理(設備管理)の世界では資格が重要視される理由について解説してきました。

まとめるとこんな感じです。

  • 設備の取り扱いに資格は必要不可欠
  • 他社と差別化する為に有資格者を確保したい
  • ビル管理会社は資格取得でしか人事評価ができない
  • 資格を取得すると給料UPや転職に有利などのメリットも多い

他の業界と違い、ビル管理業界は資格がかなり重要です。ビルメンになったからには資格を取得するのは宿命と言っていいと思います。

資格の勉強は大変ですが、メリットも大きいので頑張って取得していきましょう。

本ブログでは資格の勉強方法についても解説していますので、是非参考にしてみてくださいね。

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