ビル設備管理(ビルメンテナンス)の世界には、渡り鳥ビルメンと言う言葉が存在します。
・渡り鳥ビルメンとは:ビル管理業界で転職を繰り替えす人のこと
僕もビル管理業界で転職をしているので、渡り鳥ビルメンになります。
関連記事:大手の系列系ビル管理会社にキャリアアップした感想|激務ではないです
中にはビル管理の会社を何社も渡り歩く、猛者にも出会ったことがあります。
その経験を踏まえて、本記事では、渡り鳥ビルメンになる方法についてまとめていこうと思います。
渡り鳥ビルメンになる具体的な方法
渡り鳥ビルメンは、ビル管理会社で転職を繰り替えすので、転職活動を成功させていかないといけません。
こちらの【独特】ビル管理(設備管理)の世界では資格が重要視される3つの理由の記事でも詳しく解説していますが、ビル管理業界で転職をしていく為に重要なのが【資格】です。
つまり、渡り鳥ビルメンになる具体的な方法は資格を大量に保有することです。これ以外に方法はないです。
ビル管理の仕事は資格が重要視されるので、資格を大量に持っていたり、難関資格を持っている人はそれだけで転職活動が有利になります。
自由気ままの渡り鳥ビルメンになりたい方はとにかく資格を取得していきましょう!
ビルメン8点セットと呼ばれる資格を持っていれば、まず間違いなしに渡り鳥ビルメンになれますよ。
詳しくはこちらのビル管理の資格一覧の記事をご覧ください。
反対にいくらビル管理歴が長くても資格が無いと、渡り鳥ビルメンになるのは難しいと思います。
資格が重要視されるビル管理の世界では、転職活動の面接で資格についてガッツリ聞かれます。
『これだけビル管理の仕事をしていて資格一つも持っていないの?』と面接官から突っ込まれないようにしないと渡り鳥ビルメンになるのは難しいです。
渡り鳥ビルメンのメリット、デメリット
渡り鳥ビルメンにはメリットとデメリットがあります。
まずはデメリットから見ていきましょう!
デメリット
渡り鳥ビルメンのデメリットをまとめると、こんな感じです。
- 転職回数が増えるので履歴書が大変なことになる
- 転職活動が面倒
- 退職金が減ってしまう
転職回数が増えるので履歴書が大変なことになる
転職を繰り返す渡り鳥ビルメンは転職回数が増えてしまいます。
4、5社なら余裕ですが、10社近くになると履歴書が大変なことになります。職歴を書く欄に埋まり切らないといった事態になります。
転職活動が面倒
転職活動は履歴書を書いたり、面接したりと結構面倒ですよね。転職するメリットはたくさんありますが、転職活動はできればやりたくないのものです。
渡り鳥ビルメンは、転職を繰り返すので、面倒な転職活動を何回もしないといけません。
退職金が減ってしまう
一つの会社に長く在籍すればその分退職金が増えますが、転職を繰り返すと一つの会社での在籍期間が短くなり退職金が減ってしまいます。
特に転職を繰り返す渡り鳥ビルメンは、将来的に貰える退職金がかなり低くなってしまう可能性が高いです。
メリット
渡り鳥ビルメンのメリットはこんな感じです。
- 嫌な現場に長くいる必要がない
- 人間関係に苦労しない
- 天国現場を見つかることができる可能性が高い
嫌な現場に長くいる必要がない
ビル管理の仕事は、現場によって仕事内容や激務さが全く違います。それは現場に配属されてみないとわかりません。ある種ギャンブルのようなもので、とんでもない地雷現場の可能性もあります。渡り鳥ビルメンは地雷現場に当たっても、優雅に他のビルメン会社に転職することができます。
関連記事:【注意】現場によってはビル管理って全然 楽じゃないですよ
人間関係に苦労しない
ビル管理の世界は少し独特なので、人間関係に苦労することもあります。変な人も多いですからね。
いつでも転職できるぞと言う心の余裕があると、人間関係においても楽ですよね。渡り鳥ビルメンは心の余裕が違います。
天国現場を見つかることができる可能性が高い
ビル管理の現場には、天国のような当たり現場が隠されています。
天国現場は仕事内容も楽で、まったり働くことができる憧れの現場のことです。
しかし、天国現場は辞める人も少ないですし、中々見つけることが難しいんです。(激務現場は離職率も高いのですぐ見つかります)
転職を繰り返す渡り鳥ビルメンは、この天国現場を見つける可能性が高いです。数撃ちゃ当たるスタイルですね。
優雅に勤務ができる天国現場を見つけたら、渡り鳥を辞めるのも良いですよね。
こんな感じで、渡り鳥ビルメンはかなり自由で会社に縛られないのが魅力です。
最後に
本記事では、渡り鳥ビルメンについてまとめてきました。
渡り鳥ビルメンになるには、資格を取りましょう!資格があれば転職しやすいのがビル管理の世界です。
しかし、渡り鳥ビルメンは嫌な現場をすぐに抜け出すことができるなどのメリットも多いですが、履歴書が汚れるといったデメリットもあります。
転職する時は自己責任で慎重におこなうことをオススメします。
ビル管理業界で転職を目指す人向けリンク