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ビルメン(設備管理)プールや温泉のある現場がしんどい理由【割に合わない】

ビルメン(設備管理)の仕事は、配属される建物やビルの種類によって仕事内容や大変さが変わります。

本記事では、プールや温泉がある現場について解説しています。基本的にプールや温泉がある現場は大変です。

僕自身、大型ホテルでプール・温泉の管理を実際におこなっていた経験があります。その経験をもとに、本記事を書いていますので、信憑性は高いかなと思います。

こんな方におすすめの記事です

  • これからビル管理・ビルメンテナンス業界に転職を考えている
  • ビルメンの現場について色々と調べている
  • プール・温泉が現場ってやっぱり大変なのか気になる

ビルメン(設備管理)プールや温泉のある現場がしんどい理由

プール

ビルメン(設備管理)の現場で、プールや温泉がある場合はかなり大変です。

理由としては、以下の6つがあります。

  • 点検作業が増える
  • 水質管理が大変
  • 水温管理にも気を使う
  • ボイラーが設置されていることが多い
  • 夜間作業が発生する
  • 薬品の補充がしんどい

それぞれ具体的に解説していきます。

点検作業が増える

プール・温泉の管理をするのもビルメン(設備管理)の仕事です。

プールや温泉には、たくさんの設備があります。

  • 循環ポンプ
  • ろ過機
  • ヘアキャッチャー
  • 薬液注入装置
  • 温泉を汲み上げるポンプ
  • 温度調節する為の熱交換器
  • 各種バルブ

具体的には上記の様な設備があります。ざっと挙げただけでもこれだけあるんです。

上記の設備をビルメン(設備管理)は管理・点検しなければなりません。

プール・温泉が無い現場と比較すると、点検作業の量は確実に増えます。

水質管理が大変

プール・温泉の水質の管理もビルメンがおこないます。

定期的に残留塩素測定して、塩素が出ているか確認しなければなりません。

現場によっては、1時間おきに残留塩素測定をしているところもあります。

また、レジオネラの対策などもおこなわなければいけないので、やることは多いです。

水温管理にも気を使う

プール・温泉は、人が実際に入るものなので、水温管理も重要です。

その為、かなり細かく設定温度が決められていたりします。

  • プール:29.5℃~30.0℃
  • 温泉:42.0℃~43.0℃

上記の温度はあくまで例ですが、現場ごとに設定温度があります。それに合わせて水温を管理をしなければなりません。

水温はクレームにもなりやすいので、かなり気を使います。

残留塩素と同様に、定期的に温度測定をして管理していきます。

ボイラーが設置されていることが多い

プール・温泉がある現場の場合、ボイラーが設置されている可能性が高いです。

プール・温泉の水温調節にボイラーの蒸気を使うからですね。

もちろん、ボイラーの点検や運転をするのはビルメン(設備管理)の仕事です。

  • ボイラーの運転及び停止操作
  • 水面計の清掃
  • 缶底ブロー
  • 薬品の補充
  • 性能検査の立会い

具体的には、上記のような作業をおこないます。

ボイラーが無い現場と比べると、当然ですが仕事は増えます。

最近だと、ボイラー自体が無い現場も増えて来ているので、ボイラーがある現場は割に合わないと思う人も多いようです。

夜間作業が発生する

プール・温泉は営業時間が長いケースが多いです。

早朝の6:00~夜遅くまで営業をしていることも珍しくは無いです。

営業時間中はポンプ類を止めることが難しい為、プール・温泉の設備を点検する場合は、営業時間を避けて実施します。

そうなると、点検できる時間は必然的に深夜になり、夜間作業がどうしても増えてしまいます。

夜間作業が多い現場は、やっぱり大変です。仮眠時間も不規則になりますし、場合によっては、仮眠時間を削って作業をすることもあります。

特に、ホテルのプール・温泉は営業時間が長くなりがちなので、注意が必要です。

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薬品の補充が大変

水質管理の部分でも触れましたが、プール・温泉は水質管理が重要です。その為、薬品を使って消毒をおこなっています。

この薬品の補充が結構大変です。薬品が入ったタンクの重さは数十kgあるので、持ち運ぶだけで体力を使いますし、腰や膝に負担がかかります。

プール・温泉が複数ある場合だと、薬品を補充する機会も増えるので、さらに大変です。

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最後に

本記事では、プール・温泉のある現場がしんどい理由について解説してきました。

改めてまとめると以下の通りです。

  • 点検作業が増える
  • 水質管理が大変
  • 水温管理にも気を使う
  • ボイラーが設置されていることが多い
  • 夜間作業が発生する
  • 薬品の補充がしんどい

プール・温泉がある現場は、無い現場と比較すると、仕事量が確実に増えます。

人によっては、割に合わないと感じる方もいると思います。

可能であれば、配属先の現場にプール・温泉があるか確認しておいた方が良いですね。

プール・温泉がある現場は避けたいと言う方は、無難にオフィスビルを狙うのがオススメです。

反対に、大型ホテルやリゾートホテルには、高確率でプール・温泉があります。

ビル管理会社を選ぶ時の参考になれば幸いです。

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