ビルメンテナンス(略して、ビルメン)は、設備の点検や修繕対応が主な仕事です。(※ビル管理や設備管理とも呼ばれます)
ビルメンは設備に関わるので、資格や免許が重要になる仕事でもあります。
では、運転免許はどうなのでしょうか?
本記事では、ビルメン(設備管理)に運転免許は必要なのかと言うテーマについて徹底解説しています。
こんな方におすすめの記事です
- これからビルメンテナンス・ビル設備管理の仕事に転職予定
- 運転免許を持っていないけど、ビルメンを目指している
- ペーパードライバーなんだけど、ビル設備管理って車を運転する機会があるのか知りたい
ビルメン(設備管理)に運転免許は必要なのか
結論として、ビルメン(設備管理)の仕事に、運転免許は必ずしも必要ではありません。
もちろん運転免許を持っていると、できる仕事は増えます。しかし、絶対に必要な免許では無いですね。
ビルメン(設備管理)は基本的に一つの建物内で勤務する
こちらのビルメン(設備管理)の通勤ってどんな感じ?【服装はスーツ?】記事でも解説していますが、ビルメンは配属された現場に直行直帰が基本です。
出勤してから退勤するまで、建物内で仕事をするので、車を運転する機会は基本的にはありません。
車を運転する機会が無いので、運転免許はいらないです。
僕自身、ホテルとオフィスビルの現場を経験していますが、仕事中に車を運転したことは一度も無いです。
現場によっては仕事中に車を運転する場合も・・・
ビル管理の現場には、いろいろな種類があります。
- オフィスビル
- ホテル
- 病院
- 商業施設
- 大学(学校)
など、本当に様々です。
配属される現場によっては、稀なケースですが業務内で車を運転することがあります。
例えば、以下のような現場です。
- 郊外にある広大な敷地を持つ大学
- 複数の棟を管理するリゾートホテル
敷地面積が広い現場や複数の棟を管理する現場の場合、敷地内の移動に車を使うことがありますね。
僕が以前勤務していたビル管理会社のあるリゾートホテルの現場では、水道メーターが敷地の遠いところにあり、車を使って検針しにいく業務がありました。
こんな感じで、現場によっては、車を運転する現場もあったりします。しかし、これは極めて稀なケースです。こんな現場もあるんだくらいに聞き流して貰えればと思います。
巡回型のビルメン(設備管理)をやりたい場合は、運転免許は必須
上記で解説しましたが、ビルメン(設備管理)は基本的に運転免許は必要ありません。
しかし、これはあくまで一つの建物に常駐する現場においてです。
ビル管理の方式には、複数のビルや建物をまとめて管理する巡回型も存在します。
- 常駐型のビルメン:大型のビルに常駐して、そのビルだけを管理する
- 巡回型のビルメン:複数の小規模ビルを巡回しながら管理する
両者の違いは、上記の感じです。詳しくは下記の記事で画像を使いながら解説しています。
関連記事:ビル管理(設備管理)の巡回と常駐の違いを徹底解説【画像付き】
巡回型のビルメンは、複数のビルや建物を移動しなければいけないので、車の運転が必要になります。その為、運転免許は必須です。
巡回型のビルメンは毎日のように車の運転をします。夜間にトラブルや警報があれば、夜間でも車で出動することになります。
車の運転が好きな人は良いですが、運転が嫌いな方やペーパードライバーの方は、巡回ビルメンはかなりきついと思うので、避けた方が無難です。
まとめ
本記事では、ビルメン(設備管理)に運転免許は必要なのかと言うテーマについて解説してきました。
改めてまとめるとこんな感じです。
- ビルメン(設備管理)は配属された現場内で勤務するので、基本的に運転免許は必要なし。
- 現場の種類によっては、極まれに業務内で車を運転することがある
- 巡回型のビル管理は車で移動するので、運転免許は必須
巡回型のビル管理をやりたい人は運転免許は必ず必要ですが、そうで無い方は運転免許は必要は無いですね。ビルメンになる為に、無理して運転免許を取得する必要は無いかなと思います。
運転免許では無く、ビル管理に必要な技術的な資格の方が必要性は遥かに高いです。
下記記事でビル管理の資格について詳しく解説しているので、興味がある方は是非ご覧ください。