ビルメンテナンス(略して、ビルメン)は、建物やビルを管理するのが仕事です。※ビル管理や設備管理とも言いますね。
しかし、建物の種類はたくさんあります。どこに配属されるかによって仕事内容から全く違うのがビルメンの世界です。
本記事では、ビルメンの楽な現場・当たり現場をランキング形式でご紹介したいと思います。
こんな方におすすめの記事です
- これからビル管理、ビルメンテナンスに転職予定
- ビルメン目指してるけど、どんな現場が楽なのか知りたい
- できれば楽な現場で働きたい
ビルメンの楽な現場・当たり現場ランキング
こちらの【注意】現場によってはビル管理(設備管理)って全然 楽じゃないですよの記事でも解説していますが、ビル管理の現場には色々な種類があります。
- オフィスビル
- 商業施設
- 大学(学校)
- 病院
- 公共施設
- データーセンター
- 巡回ビルメン
具体的に上記の感じです。
それでは、この中からビルメンの楽な現場・当たり現場をランキング形式でご紹介します。
3位:公共施設
公共施設は楽な現場の可能性が高いです。
公共施設とは具体的に言うと、
- 市役所・区役所
- 公共の図書館
- 市民会館
- 国立の学校
- 体育館・温水プール(スポーツセンター)
上記のようなものがあります。
公共施設は民間の物件と比較すると、精神的なプレッシャーが比較的少ないかと思います。(商業施設やホテルなどはお客様は絶対的な存在です。その為、館内を巡回するだけでかなりを気を使います。)
また、基本的に営業時間が限られている施設が多いので、夜間作業も少ないです。平日しか営業していない公共施設なら土日祝は、まったり勤務できる可能性もありますね。
2位:大学(学校)
大学(学校)のビル管理には、以下のような特徴があります。
- 夜間作業が少ない
- 土日祝、長期休暇になると利用する人が減る
一番の大きな特徴は、夏休みや春休みの長期休暇になると建物の利用者数が減るということです。
この期間を利用して、停電作業や工事をすることができます。他の現場ですと、こういった利用者が減る期間というのがほとんど無いので、夜間に無理矢理作業をすることも多いです。
夜間作業が少なく、利用者が減る期間が長い大学(学校)は、ビルメンの現場の中でも楽ですね。
大学(学校)の現場について詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
1位:オフィスビル
ビルメンの楽な現場と言うと、定番なのがオフィスビルです。
- ビルの用途が事務所なので、不特定多数の人が来館しない
- 夜間、土日になる利用する人が激減する
- 他の現場に比べて面倒な施設や設備が少ない
オフィスビルには上記のような特徴があります。
基本的にオフィスビルは、そのオフィスビルの社員である特定の人が利用する建物なので、面倒なクレーム対応が発生しくいです。
また、夜間・長期休暇・土日祝になると利用者が減るのも特徴です。24時間365日建物内に人がいるホテルや病院と比較すると、かなり楽ですね。
オフィスビルは数が多い
本記事でご紹介しました公共施設や大学(学校)も楽な現場ですが、オフィスビルと比べて数が少ないです。
その為、求人が見つかりにくかったり、ビル管理(ビルメンテナンス)会社によっては、そもそも公共施設や大学(学校)の管理物件を持っていないと言うこともあります。
一方でオフィスビルは都心になると数がかなり多いです。求人数も多いですし、ほとんどのビル管理(ビルメンテナンス)会社はオフィスビルの管理物件を持っているので、配属される可能性が高いです。
楽な現場ですし、配属される可能性が高いオフィスビルはビルメンにとって魅力的ですね。
オフィスビルについて詳しく知りたい方は下記記事がオススメです。
楽な現場の共通点
上記では、ビルメンの楽な現場について見てきました。
楽な現場には以下のような共通点があります。
- 夜間作業が少ない
- 建物の利用者が減る期間がある
夜間作業が少ない
オフィスビル・大学(学校)・公共施設は、夕方以降になると利用者が帰宅していきます。夜間になると館内に人が誰もいなくなります。そうなると、設備(ボイラー、空調機など)は停止することができますし、面倒なクレームも来ません。
建物の利用者が減る期間がある
オフィスビル・大学(学校)・公共施設は、土日祝になると利用者が減ります。利用者が減ると言うことは、設備の稼働を最小限にすることができます。また、工事や点検などの作業をおこなうことも可能です。
土日祝でも建物の利用者が多いホテルや商業施設は、必然的に工事や点検を夜間にやらざるを得ないので大変です。
楽な現場のビルメンは暇でまったりできるの?
楽な現場のビルメンは、きつい現場のビルメンよりまったりできます。
さすがに日勤の時間帯は巡回や作業があるので無理ですが、宿直の夜間帯は暇な時間も多く、まったりできるかなと思います。
僕自身、ホテルからオフィスビルに移ったのですが、夜間帯の過ごし方は雲泥の差です。
- ホテル:夜間でもクレーム対応や点検がたくさん
- オフィスビル:テナントの帰宅に合わせて、設備(ボイラー、空調機など)を停止。後は待機。
上記の感じで、オフィスビルの宿直時は暇な時間が多いです。
暇な時間はまったりしても良いですし、資格の勉強をすることもできます。
関連記事:【24時間勤務】ビル管理(設備管理)の1日の流れについて|夜勤は宿命
最後に
本記事では、ビルメンの楽な現場・当たり現場について解説してきました。
改めてまとめるとこんな感じです。
- 3位:公共施設
- 2位:大学(学校)
- 1位:オフィスビル
上記の3つの現場は、夜間作業が少なく、建物の利用者が減る期間があるという共通点があります。
楽な現場で働きたいという方は是非参考にしてみてください。
※このランキングはあくまで個人的に付けたものです。人によって楽やきついの基準は変わりますし、現場の規模や築年数などによっても違いがでるので、参考程度にして頂ければと思います。