仕事内容の違いなんかも知りたいな…
本記事では、こう言った疑問に回答します。
ビル管理士とマンション管理士は、名前こそ似ていますが、資格の内容やそれを活かせる仕事は変わってきます。
こんな方におすすめの記事です。
- 資格取得に興味がある
- ビル管理やマンション管理業界に転職を考えている
ビル管理士とマンション管理士 2つの資格の違いについて
早速ですが、ビル管理士とマンション管理士の違いを見ていきます。
ビル管理士について
まず、ビル管理士と言う資格は正式名称では無く略称です。正式な名称は【建築物環境衛生管理技術者】と言います。長いので、ビル管理士やビル管と略称で呼ばれることが多いですね。
ビル管理士は、建築物の環境衛生の維持管理に関する監督等を行うことのできる国家資格になります。建物管理の最高責任者となれる資格で、オーナーやテナントに対して意見をを述べる権利があります。
また、面積3000m2以上の建物には、ビル管理士の資格を持っている人を必ず1人は選任しなけばならないと法律で決まっています。
ビル管理士は、
- 空調・室内環境
- 建築・給排水設備
- 照明関係
- 害虫・ねずみ
- 清掃・廃棄物
上記の感じで、建物やビルを快適に運営していくための専門知識が問われます。
ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)については下記の記事でさらに詳しく解説しています。興味がある方は是非ご覧ください。

マンション管理士について
マンション管理士とは、マンション管理をおこなう上で必要な専門知識を有していることを証明する国家資格のことです。
マン管と略して呼ばれることもあったりします。
マンション管理士は、
- マンションの管理組合の運営
- 修繕計画の作成
- 住民間で発生したトラブル解決
- 管理費や修繕積立費の見直し対応
上記のように、マンションを運営及び管理していく為の幅広い専門知識が必要です。
ビル管理士とマンション管理士が求められる仕事とは
上記では、ビル管理士とマンション管理士、2つの資格の違いについて見てきました。
まとめると以下の通りです。
- ビル管理士は、建築物の環境衛生の維持管理に関する資格
- マンション管理士は、マンション管理及び運営していく為の資格
名前こそ似ていますが、資格の内容は上記のように結構違います。
その為、資格が求められる仕事も変わってきます。
ビル管理士が求められる仕事
ビル管理士の資格が求められる仕事は以下のようなものがあります。
- ビル管理・ビルメンテナンス
- ビルマネジメント
特に、ビル管理・ビルメンテナンス業においては、ビル管理士の需要は高いです。
建物やビルを管理する上で幅広い知識を持っていることの証明になりますし、法的に専任義務もあるからですね。
取得できれば、ビル管理(ビルメンテナンス)会社で転職する際はかなり有利になります。
本ブログでは、ビル管理の仕事について色々とまとめていますので、興味がある方は是非ご覧ください。
ビル管理・ビルメンテナンスの仕事について知りたい方向けリンク
マンション管理士が求められる仕事
マンション管理士の資格が求められる仕事は以下のようなものがあります。
- マンションの管理会社
- 不動産会社
マンションを管理・運営していく為の資格なので、上記のようにマンションを扱う仕事で求められる資格です。
最後に
本記事では、ビル管理士とマンション管理士の違いについて解説してきました。
名前は似ている資格ですが、資格の内容や求められる仕事はかなり違います。
自分のキャリアや目指す仕事によって、どちらを取得するかは変わってくるかなと思います。(もちろん両方取得するのもアリです)
僕自身は、ビル管理の仕事の為に、ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)を取得しました。
その経験をもとに、本ブログではビル管理士について別記事でもまとめています。
下記にリンクを張っておきますので、興味がある方は是非ご覧ください。
ビル管理士の勉強方法や勉強時間について知りたい方へ

上記の記事では、ビル管理士の勉強方法や勉強時間について解説しています。
僕が実際に1発で合格した時の実体験をもとに書いていますので、勉強の参考になるかと思います。
ビル管理士のおすすめのテキスト・問題集を知りたい方へ

こちらの記事では、ビル管理士の勉強におすすめのテキスト・問題集を解説しています。
アプリや電子書籍も紹介しているので、これから勉強を開始する方にオススメの記事となっています。
合格率や難易度を知りたい方向けの記事

ビル管理士の合格率や難易度を知りたい方はこちらの記事がオススメです。
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