第3種冷凍機械責任者(冷凍3種)の合格率から難易度を考察してみた

第3種冷凍機械責任者(冷凍3種)を受験する方がやっぱり気になってしまうのが合格率ではないでしょうか?

年1回しか受験できない試験ですし、合格率や難易度は試験前に気になってしまいますよね。

本記事では、そんな第3種冷凍機械責任者の試験について合格率を見ながら難易度を考察しています。

こんな方にオススメの記事です。

  • これから第3種冷凍機械責任者の試験を受験予定
  • 試験を受ける前には合格率や難易度は知っておきたい派
  • 冷凍3種って難しいって聞いたけど本当か気になる

それでは早速見ていきましょう。

第3種冷凍機械責任者(冷凍3種)の合格率から難易度を考察します

まずは、簡単に第3種冷凍機械責任者の試験内容を解説します。

  • 受験資格:誰でも受験可能
  • 試験形式:筆記試験(5択のマークシート)
  • 問題数:35問
  • 試験科目:2科目(高圧ガス保安法に係る法令:20問、冷凍のための高圧ガスの製造に必要な初歩的な保安管理の技術:15問)
  • 合格基準:2科目共に60%以上正解すれば合格(法令は12問以上、保安技術は9問以上正解で合格)

第3種冷凍機械責任者の試験は5択のマークシート形式でおこなわれるオーソドックスな試験です。しかし、問題の出し方に独特な癖があるのが特徴です。

試験科目は2科目あり、共に60%以上正解することができれば合格です。ボイラー2級のように一つの科目の点数が低くても、他の科目で挽回するようなことはできません。

2科目共に60%以上正解しないとダメです!

第3種冷凍機械責任者の合格率

西暦 受験者数 合格率 合格率
2018年 7,768人 3,090人 39.8%
2017年 8,120人 3,007人 37.0%
2016年 8,913人 3,106人 34.8%
2015年 9,801人 2,534人 25.9%
2014年 9,022人 1,714人 19.0%
2013年 8,839人 3,023人 34.2%
2012年 8,160人 2,675人 32.8%
2011年 7,878人 3,219人 40.9%

上記の表が、第3種冷凍機械責任者の合格率です。合格率は平均すると30%程度となっています。

30%と言うと合格率としては低いですね。

この30%と言う合格率がどれくらい低いのかを客観的に知る為に、第3種冷凍機械責任者と合わせて受験されることの多いビルメン4点セットと比較しました。

  • 危険物乙種4類:30%前後
  • 第2種電気工事士:50~60%前後
  • 2級ボイラー技士:50~60%
  • 第3種冷凍機械責任者:30%

第2種電気工事士や2級ボイラー技士の合格率は50%~60%と高い水準にあるのに対して、第3種冷凍機械責任者は30%と低い傾向にあることが分かります。

危険物乙種4類の合格率も30%と第3種冷凍機械責任者と同じくらいですが、危険物乙4は毎年25万人以上が受験する試験なのでちょっと合格率にカラクリがあります。

その辺りはこちらの記事で詳しくまとめています。危険物取扱者 乙種4類の合格率から難易度を考察してみた【簡単or難しい?】

ビルメン4点セットと比較して見ましたが、第3種冷凍機械責任者の合格率は低く、難易度が高い試験と言えます。

関連記事:ビルメン4点セットってもうオワコンなの?実際取得してみた結果

【驚愕の事実】2014年だけ合格率が異常に低く、難化した

第3種冷凍機械責任者の合格率は平均すると30%程度ですが、2014年だけ合格率が19%しかありません。

他の年と比べて圧倒的に低いです。まさに驚愕の19%ですね。この年だけ一気に問題の難易度が上がって難化していますね。正直この年に受験をした人は泣けてきますよね・・・

しかし、その後の合格率は順調に元の水準に戻ってきているので安心ではあります。2018年では30%後半とかなり高い数値になっています。

こうなると、いつかまた驚愕の19%が来ないかヒヤヒヤしてしまいますね。第3種冷凍機械責任者の受験を考えている方は早めに受験した方が良いかもしれません。

少し余談を

合格率とは少し話がズレますが、第3種冷凍機械責任者の受験者数を見てみます。冷凍3種って1万人以下しか受験していないんですよね。危険物乙4の25万人、電工2種の10万人と比べてしまうと冷凍3種の試験を受ける人はかなり少ないです。

近年では取り扱いに第3種冷凍機械責任者の資格がいらない冷凍機も増えているので、資格の需要自体も減少傾向にあるのかもしれません。しかし、ビル管理(ビルメンテナンス)業界は資格が重要視されるので、第3種冷凍機械責任者はまだまだ必要な資格です。

この辺は下記の記事で詳しく書いていますので興味がある方はご覧ください。

関連記事:【独特】ビル管理(設備管理)の世界では資格が重要視される3つの理由

第3種冷凍機械責任者の難易度

上記では、第3種冷凍機械責任者の合格率を見てきました。

合格率を見る限りでは、第3種冷凍機械責任者は難しい試験と言えます。

また、試験内容もボイラー2級や危険物乙4のように過去問と全く同じ問題が出題されないので、対策を取りにくいのが冷凍3種の特徴です。問題の出題形式も癖があり、全ての選択肢の答えが分かっていないと、確実に正解することができない仕様になっています。

  • 合格率は30%と低い
  • 2014年の驚愕の19%のように突然難化する年がある
  • ボイラー2級のように過去問と全く同じ問題は出題されにくい(類題は出ます)
  • 問題の出題形式が嫌らしく癖がある
  • 年1回しか受験のチャンスがない

まとめるとこんな感じです。

試験内容や年1回しか受験できないことを考えると、第3種冷凍機械責任者はビルメン4点セットの中でも難易度が1番高い試験です。

講習を受講すると合格率が跳ね上がる

第3種冷凍機械責任者には、講習を受講して検定試験に合格すると科目を免除できる制度があります。

  • 高圧ガス保安法に係る法令:20問
  • 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な初歩的な保安管理の技術:15問← 科目免除

講習を受講して検定に合格すると上記のように保安管理の技術が丸々免除されます。

この制度を使うと合格率が跳ね上がります。

第3種冷凍機械責任者 科目免除の合格率

西暦 受験者数 合格率 合格率
2018年 1,752人 1,489人 85,0%
2017年 2,023人 1,721人 85.1%
2016年 2,424人 2,167人 89.4%
2015年 2,448人 1,758人 71.8%
2014年 1,758人 868人 49.4%
2013年 1,767人 1,392人 78.8%
2012年 1,520人 1,417人 93.2%
2011年 1,480人 1,363人 92.1%

上記の表が、科目免除を利用した場合の合格率です。

科目免除を利用すると試験内容が半分になるので、合格率も大幅に跳ね上がっています。合格率90%を超える年もあるくらいです。(難化した2014年は科目免除があっても低いですが…)

しかし、科目免除を受けるための講習は3日間あり、お金も掛かってしまいます。

できるだけ合格率を上げたいという方は講習に参加してみても良いかもしれませんね。

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最後に

本記事では、第3種冷凍機械責任者(冷凍3種)の合格率から難易度を考察してきました。

まとめるとこんな感じです。

  • 第3種冷凍機械責任者(冷凍3種)の合格率は30%と低い水準
  • ビルメン4点セットで比較しても冷凍3種の合格率は低い
  • 2014年の「驚愕の19%」のように突然に難化する年がある
  • 過去問と全く同じ問題は出題されにくい(類題は出ます)
  • 問題の出題形式が嫌らしく癖がある
  • 年1回しか受験のチャンスがない
  • 講習を受講すると科目免除が受けられるので合格率が跳ね上がる

以上のことから第3種冷凍機械責任者の試験は比較的難易度の高い試験と言えます。また、2014年のように突然に難化する可能性もあるので、しっかりと勉強して臨むべき試験と言えますね。

間違っても一夜漬けや2、3日程度の勉強では合格は厳しいです。時間に余裕がある人は早めに勉強に取り掛かることをオススメします。

講習を受講すると科目免除ができるので確実に合格したい方は受講するのもアリです。

しかし、冷凍3種の試験は独学で合格できないほど難しい試験ではないです。難易度は高めですが、勉強すれば普通に受かるレベルの試験です。

僕自身も文系ですが、一発で合格することができました。下記記事で勉強方法についてまとめいますので、興味がある方はご覧ください。

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