ビルメン(ビル管理)の仕事は点検や修繕作業など実際に手を動かして作業をします。
その為、手先が器用な人の方が作業をスムーズに行うことができます。しかし、僕はめちゃくちゃ不器用ですが、ビルメンの仕事に就いてしまいました。(もちろん、工具すら使ったことが無かったです)
本記事では不器用な僕がビルメンの仕事に就いて特に苦労した事を3つほどご紹介したいと思います。
こんな方にオススメの記事です
- これからビルメンを目指す方
- ビル管理の仕事に興味がある方
それでは、早速見ていきましょう。
不器用な僕がビルメンの仕事に就いて苦労した3つの事
不器用な僕がビルメンの仕事に就いて特に苦労した事は以下の3つです。
- 電工2種の実技試験
- 人が見ている前での作業
- 障子の張り替え
一つずつ見ていきます。
電工2種の実技試験
ビルメンの仕事は資格の取得が重要になってきます。資格で飯を食っていると言っても過言ではないくらいです。基本的にビル管理に関係する資格の試験は筆記のみがほとんどですが、電工2種には実技試験があります。
電工2種の実技試験は実際に工具を使って、被覆を剥いたり、配線をしていきます。そこまで、難しい作業はないのですが不器用な僕は最初めちゃくちゃ苦労しました。なんせ工具すらほとんど使ったことが無かったので。
しかし、今の時代youtubeなどの動画で実際に配線している動画が見れるので、動画を見ながら見よう見まねで反復していたら無事合格することができました。後はホーザンの電工セットとストリッパーにはめちゃくちゃ助けられました。ホーザンのワイヤーストリッパーは一つで何役もこなすことができる工具なので、不器用な人には持って来いの工具です。
不器用ながら電工2種を合格できた時はかなり嬉しかったのを覚えています。実際にビル管理の現場でも安定器の交換などで役に立つ資格ですので、取得する価値は高いです。
人が見ている前での作業
ビルメンはテナントやお客さんからの修繕依頼を受けて対応することも仕事の内です。
簡単なところで言うと電球交換ですね。テナントから電球が切れているから交換してと依頼が来ると、電球を持って現場に向かいます。
電球交換自体はなんて事がない作業ですが、テナントの人に見られながらの作業は結構緊張します。しかも、不器用なので余計に…
こんな感じで、人に見られながら作業をおこなうことがあるので、慣れない最初の内は少し苦労しました。やっぱり不器用なのバレたくないですしね。段々と作業に慣れてくると緊張もしなくなってくるので今では問題ありません。
障子の張替え
以前、勤務していたホテルの現場では障子の張替えもビルメンがおこなっていました。
客室にある障子って結構な頻度で破られてしまうんですよね。お客さんがチェックアウトして障子が破れているとビルメンに連絡が来ます。そうすると、障子を機械室まで持ち帰って来て張り直します。これが中々繊細で難しい作業の為、不器用な僕はかなり苦労しました。1㎜単位で障子をカットして、障子用のノリを付けてズレないように貼り付けていきます。もう障子をカットするところから苦手でした。不器用な人にとって数ミリ単位の繊細な作業はマジできついです。
正直、この障子の張替えだけは何年経っても慣れなかったですね。自分が修繕対応をおこなう勤務日には『障子の張替えは来ないで!』と祈っていました(笑)
ホテルビルメンを辞めて、大手の系列系ビルメン会社に転職し、オフィスビルに配属された後は障子の張替えからは無事に解放されました。オフィスビルに障子自体ありませんからね。
ホテルの場合は、障子以外にも客室の壁紙剥がれやドアの傷を直して欲しいという依頼がたくさんありました。この辺は多少の誤魔化しが聞くので不器用でも全く問題がありませんでした。しかし、障子は真っ白なので誤魔化しが一切聞かず、かなり苦労しました。
こんな感じで、結構面倒な修繕があるのでホテルのビル管理は大変という訳ですね。
関連記事:きついと有名なホテルのビル管理の実態とは【本音で語ります】
最後に
本記事では不器用な僕がビルメンの仕事に就いて苦労した事を3つご紹介してきました。
改めてまとめるとこんな感じです。
- 電工2種の実技試験
- 人が見ている前での作業
- 障子の張り替え
数は少ないですが、ビルメンの仕事には器用さが必要になる場面が出てきたりします。こればっかりは現場によって変わってくるので何とも言えません。
しかし、ビルメンの仕事はメーターを記録したり、設備の点検をしたりするのがメインなので基本的には器用さは求められません。不器用な僕でも余裕で務まっているのでそこまで心配はいらないです。本記事でご紹介した3つ以外は特に苦労した覚えがないので、ビルメンの仕事は不器用でも十分にできる仕事だと実感しております。