電気工事士の技能試験には工具は必ず必要です。でも工具を一つ一つ揃えるのは面倒ですよね。そんな時に便利なのがホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セットです。
僕自身もホーザンの電気工事士セットを実際に購入して試験に臨み、無事一発合格することができました。
しかし、値段が1万以上と高いので、本当に必要かどうか気になるところですよね?
本記事ではそんなホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セットを徹底レビューしていきたいと思います。
こんな方にオススメの記事です
- これから電気工事士の試験を受験予定
- ホーザンの電気工事士セットを購入しようか迷っている
- 値段も高いし、本当に必要なのか気になる
それでは、早速見ていきましょう!
ホーザン(HOZAN) の電気工事士技能試験工具セットをレビューします
ホーザンの電気工事士技能試験工具セットの中身は以下の通りです。(ホーザンの電気工事士セットにはいくつかの種類がありますが、本記事でレビューするのはP-958のストリッパーが入ったタイプの物です)
- ドライバー(プラス、マイナス)
- ペンチ
- VVFストリッパー【P-958】
- ウォーターポンププライヤー
- 圧着工具
- 電工ナイフ
- 布尺(メジャー)
- 収納ケース
それでは一つずつ掘り下げて見ていきましょう!
ドライバー(プラス、マイナス)
電気工事士の実技試験にはビスを取り付ける作業があるのでドライバーは必須です。ホーザンの電気工事士セットには2本のプラスとマイナスのドライバーが付いています。
プラスとマイナスに別れているタイプで、スタンダードなドライバーでとても使いやすいです。
しかし、ドライバーって既に持っている人も多いと思います。その場合は、無理してホーザンの電気工事士セットのドライバーを使う必要はないですね。普段から使用していて使い慣れているドライバーの方が扱いやすいので。
僕もビル管理の仕事をしており、マイドライバーを持っていたので、実技試験ではそれを使用しました。
ドライバーを持っていない人はホーザンの電気工事士セットのドライバーはスタンダードなドライバーなのでオススメです。
ペンチ
次はペンチです。電気工事士の実技試験では配線を切ったり、のの字曲げをする為に使用します。
正直、このペンチは全く使用しませんでした。
理由は次にご紹介するめちゃくちゃ便利なストリッパーがあるからです。
VVFストリッパー【P-958】
ホーザンの電気工事士セットのメインアイテムがこのVVFストリッパー【P-958】です。このストリッパーを手に入れる為に、ホーザンの電気工事士セットの購入を考えている人も多いのではないでしょうか?僕もそうでした。
ホーザンのVVFストリッパー【P-958】は一つで何役もこなすことができるかなり便利な工具です。
- ペンチとしての役割
- ケーブルの外装を剥く(ストリップ)
- 芯線被覆を剥く(ストリップ)
- スケールとしても使える
- のの字曲げが簡単にできる
上記の項目を全てこなすことができます。ペンチは使用しなかったのもホーザンのストリッパーがあったおかげです。
僕自身、工具なんてほとんど使ったことがなく、しかもかなりの不器用だったので、このホーザンのストリッパーには本当に助けられました。一つで何役もできるので工具を持ち替えたりする時間も短縮できるので持っていて損はありません。寧ろ、使わない理由が分からないくらいですね。
ホーザンのVVFストリッパー【P-958】についてはこちらの記事でさらに深くレビューしているので是非ご覧ください。
ウォーターポンププライヤー
ウォーターポンププライヤーは電気工事士の実技試験では電線管を閉める時に使います。使用用途はそれくらいでほとんど使う場面はありません。
出題される問題によっては全く使用しない場合もあります。
正直、電線管を閉める時でも締め付け不足にならなければOKなので、わざわざウォーターポンププライヤーを使う必要もないくらいです。
とりあえず、あれば越したことがない程度です。
個人的には電気工事士の技能試験では全く使わなかったのですが、ビル管理の仕事ではかなり重宝している工具です。配管やバルブの交換にかなり便利なので持っていて損はありません。
圧着工具
圧着工具(圧着ペンチ)はリングスリーブを圧着する時に使用する工具です。電気工事士試験では必ず必要になります。
ホーザンの電気工事士セットの圧着工具はコンパクトな仕様になっているので使いやすいです。普通の工具では【小(1.6×2)/小/中/大】 と4つの穴があるのですが、ホーザンの電気工事士セットの圧着工具は【小(1.6×2)/小/中】の3つのみになっています。電工2種の実技試験では大を使用することはないのでこれでOKです!寧ろ、コンパクトな分作業スペースを広く取ることができるので実技試験には向いています。試験会場によっては机がめちゃくちゃ狭いので、できるだけ小さい工具の方が使い勝手が良いんです。
電工ナイフ
電工ナイフは本来はケーブルの外装を剥いたりする為に使用するのですが、実技試験では全く使わないと思います。
理由としては、ホーザンのVVFストリッパー【P-958】があればケーブルの外装は簡単に剥けてしまうからです。
僕も電工ナイフは一回も使用しなかったので綺麗なまま残っています。電工ナイフを使うよりホーザンのストリッパーを使った方が遥かに作業スピードが速いです。電工2種の実技試験は時間制限が厳しいので、なるべく作業を効率良くおこなう必要があります。特にこだわりがなければ電工ナイフは使う必要は全くありません。
布尺(メジャー)
ホーザンの電気工事士セットには布製のメジャーが付いています。
正直このメジャーは一度も使わなかったです。試験当日も持っていくことさえしませんでした。
布製なので曲がってしまって使いにくいですね。定規や普通のスケールを使用した方が遥かに便利です。
また、ホーザンのVVFストリッパー【P-958】には下記の画像のようにメジャーが付いているので、それでも対応できます。
収納ケース
ホーザンの電気工事士セットには工具を収納できるケースが付いてきます。
もちろん、工具全てを収納することができます。
こんな感じで、楽々収納可能です。実技試験本番の時もこのまま鞄に入れて持っていくことができます。
ホーザン(HOZAN) の電気工事士技能試験工具セットは電気工事士の試験に必要か?
- 工具を持っていない人:必要です!
- 工具を既にある程度持っている人:必要な物だけピンポイントで買いましょう。
結論はこんな感じです。
工具をほとんど持っていない人や全くの未経験で電気工事士の試験を受ける人はホーザンの電気工事士セットはかなり魅力的です。試験に必要な工具が全て手に入るので、無駄に迷う必要もなくなります。これさえ買ってしまえば、他の工具を買う必要もありません。
しかし、電気工事会社やビル管理の仕事をしていて既に工具を持っている人は、わざわざ購入する必要もないかなと思います。足りない工具をピンポイントで買った方が絶対にお得です。VVFストリッパー【P-958】は合った方が良いです。
- 自分用の工具を持っていない
- 未経験で工具について良く分からない
- めんどくさがりな性格で一つずつ揃えていくのは疲れそう
上記に当てはまる方はセットで購入がオススメです。
- 既に工具をある程度持っている
- 電気工事会社やビル管理会社に勤めていて、工具を借りることができる
上記の方はホーザンのVVFストリッパー【P-958】のみ購入でOKかなと思います。
工具と一緒にケーブルや器具セットも忘れずに
電気工事士の実技試験は筆記試験と違って実際に配線しなければなりません。その為、工具の扱い方には慣れておく必要があります。
工具だけ買って終わりではありません。試験日までに工具を使いこなせるよう練習しておきましょう。
練習用のケーブルと器具セットがあるので、それを使いながら実際に配線して練習することが大切です。
最後に
本記事ではホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セットについてレビューしてきました。
電気工事士の実技試験は実際に工具を使うので、未経験の人には少しハードルが高いですよね?僕も慣れるまではかなり苦労しました。(元々不器用だったので…)
それでも、youtubeの動画を見ながら、ホーザンの電気工事士セットで反復練習していたら無事に一発で合格することができました。
電工2種の試験は年2回しかありません。その為、他の資格試験より受験しにくいです。また、受験費用も1万円近くするので、できれば一発で合格を決めたいですよね?そんな時にホーザンの電気工事士セットはかなりオススメです。もちろん買うだけでは試験に合格することはできませんが、かなり助けになってくれますよ。
工具代をケチって試験に落ちたら元も子もないですし、結果的に受験費用がさらに掛かってしまいます。損をしない為にも、少しでも迷いがある人は投資する価値は十分にあると思います。実際に試験会場を見渡しても、使っている人が多いです。
近年では電工2種の受験者数が増加傾向にあるので、試験日が近づいて来ると品薄状態になることもあるようです。実技試験の練習をしようと思ったときに買えないとなったら辛すぎるので、早めの行動が大切です。