1級ボイラー技士(ボイラー1級)を受験する方が気になってしまうのが合格率ではないでしょうか?
2級ボイラー技士と比べてどれくらい難しくなっているのかも気になるところですよね。
本記事では、1級ボイラー技士の合格率を見ながら難易度を考察しています。
こんな方にオススメの記事です。
- これから1級ボイラー技士の試験を受ける予定でいる
- 試験前にはできれば合格率や難易度は知っておきたい
- ボイラー1級って2級と比べて難しいのかも気になる
それでは早速見ていきましょう。
1級ボイラー技士(ボイラー1級)の合格率から難易度を考察します
まずは簡単に1級ボイラー技士の試験内容について解説します。
- 受験資格:2級ボイラー技士の免状を持っている人など
- 試験形式:筆記試験(5択のマークシート)
- 問題数:40問
- 試験科目:4科目(ボイラーの構造に関する知識:10問、ボイラーの取扱いに関する知識:10問、燃料及び燃焼に関する知識:10問、関係法令:10問)
- 合格基準:各科目40%以上正解し、合計で60%以上正解で合格
1級ボイラー技士の試験は5択のマークシート形式でおこなわれます。試験形式、試験科目、合格基準は2級ボイラー技士と全く同じになっています。
4科目全ての科目で60%以上正解する必要はなく、一つの科目で最低でも4問正解すれば、他の科目で挽回することも可能な試験です。
1級ボイラー技士には受験資格があり、2級ボイラー技士の免状を取得していないと受験することができません。(それ以外にも受験資格を満たす項目がありますが、2級ボイラー技士を取得後に受験する人が多いです)
1級ボイラー技士の合格率
西暦 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2017年 | 5,714人 | 3,395人 | 59.4% |
2016年 | 5,911人 | 3,588人 | 60.7% |
2015年 | 6,094人 | 3,534人 | 58.0% |
2014年 | 6,666人 | 3,876人 | 58.1% |
2013年 | 7,342人 | 4,038人 | 55.0% |
2012年 | 7,633人 | 4,315人 | 56.5% |
上記の表が1級ボイラー技士の合格率です。
1級ボイラー技士の合格率は50%~60%と比較的高い数値となっています。特に合格率にムラもなく、安定した数値となっていることが分かります。ある年だけ急に難化することが無いのは安心ですね。
合格率だけ見ると1級ボイラー技士は簡単な試験と言えるのではないでしょうか。
2級ボイラー技士の合格率と比較してみた
2級ボイラー技士の合格率も1級とほとんど同じ結果で、50%~60%となっています。
1級ボイラー技士の方が上位の資格になるので合格率も低いと思いきや、ほとんど同じです。
関連記事:2級ボイラー技士の合格率から難易度を考察してみた【簡単か否か・・】
少し余談を・・・
1級ボイラー技士の受験者数は年々減少傾向にあります。やっぱり大型のボイラーを取り扱う現場が減っているのが原因なのでしょうか。取り扱いに免許がいらないボイラーも多くなって来ているので仕方ないかもしれません。
しかし、超高層ビルや大型ホテルなどには大型のボイラーが普通にあるので、まだまだビル管理(ビルメンテナンス)業界には必要な資格と言えますね。
1級ボイラー技士の難易度
上記では1級ボイラー技士の合格率について見てきました。
合格率を見る限りでは、安定して50%~60%と高い水準にあるので難易度は低い試験と言えます。
続いて、1級ボイラー技士の試験内容にも少し触れます。1級ボイラー技士の試験内容は2級とそんなに変わりがありません。2級→1級にステップアップするので一気に難しくなると感じる方も多いと思いますが、ほとんど変わらないんです。毛が生えた程度の違いしかありません。
しかも、1級ボイラー技士の試験は2級に合格した人でないと受験することはできません。ある程度の予備知識がある状態で受験することができます。
以上のことを踏まえると、1級ボイラー技士の試験は比較的難易度の低い試験と言えますね。
最後に
本記事では、1級ボイラー技士の合格率を見ながら難易度を考察してきました。
まとめるとこんな感じです。
- 1級ボイラー技士の合格率は50%~60%と高い水準にある
- 2級と比べても合格率はほとんど変わらない
- 試験内容も2級と類似しているので取り組みやすい
- 1級ボイラー技士は2級に合格した人が受験するので、予備知識がある状態で受験が可能
1級ボイラー技士は合格率が50%~60%と高いですし、試験内容も2級とほとんど変わらないので難易度の低い試験です。
僕自身もそこまで苦労することなく、一発で合格することができました。
1級ボイラー技士の勉強方法や勉強時間については、下記記事で詳しくまとめていますので是非ご覧ください。
1級ボイラー技士を勉強したい方向けリンク